11月30日(水)から12月2日(金)まで、岐阜県と愛知県方面へ2泊3日の職場見学旅行に行ってきました。1日目に、『飛騨産業株式会社』を訪れました。椅子等の身近な家具の製造工程を見学し、生徒からは「曲木の技術がすごかった」「木の材料を一つ一つ無駄にしないように大事にしていてすごい」などの感想が聞かれました。また従業員の方の話を聞いて「私は失敗がこわいけど誰にだって失敗することはあるから、そのときに報告すれば大丈夫だと聞き少し気持ちが楽になった」と感じている生徒もいました。『飛騨高山まつりの森ミュージアム』では、生徒は細かな装飾に驚いたり、からくり人形の仕掛けに歓声を上げたりしていました。
午後は『高山町並み散策』でした。「昔にタイムスリップしたみたい」と、風情ある路地を見渡しながら歩きました。「牛串が美味しかった」「可愛いさるぼぼを買えた」など、高山の文化に触れることができました。宿泊先のホテルでは、初めてのシングルルームで「鍵が開かん!」「どうやったらテレビ見れるの?」など四苦八苦、友達同士で教えあう場面もありました。
2日目は午前中に『世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ』を見学しました。最初に水族館の仕事について学び、ルアー型のキーホルダーを作りました。広い館内で様々な種類の淡水魚の展示を楽しみ、お土産ショップでは、予算を考えて真剣に商品を選ぶ生徒や、カエルのぬいぐるみを買って大喜びの生徒もいました。
午後は『Man to Man Animo 株式会社』の見学をしました。身体が不自由な人でも、パソコンを用いて事務所や自宅でのテレワークができる企業です。長年働いている方から働く意義や仕事に対する考え方についてお話を聞くことができました。生徒からは、「簡単な仕事は速度を上げて、大変な仕事は時間をうまく考えながら行っていると聞き、時間の配分がすごい」「自分のしたい仕事やチャレンジしてみる気持ちをもって入社することが大切なんだ」などの感想が聞かれ、仕事をする上で大切なことを学ぶことができました。ワークショップでミニツリー製作の時間もあり、生徒たちは思わぬお土産に喜んでいました。
夕食は『都ホテル岐阜』でのテーブルマナーでした。ナイフとフォークの扱いに緊張していた生徒たちもマナーに慣れ、徐々に笑顔を見せながら美味しい料理を味わいました。
3日目は『リトルワールド』での班別活動でした。ハイキングコース、ご利益ハッピーコース、食べ歩きコースに分かれ、様々な国の食べ物や建物、衣服などの文化を学びました。「ワニ肉を食べたよ」「もっと他の国のエリアもゆっくり見たかった」「トルコの国の衣装を着られてよかった」などの声が聞かれました。生徒は最後の見学地を満喫し、満足した表情でバスに乗り込みました。冬の訪れを感じる季節でしたが、天候にも恵まれ、無事に職場見学旅行を終えることができました。協力いただきました企業や施設等関係機関の皆様方、ありがとうございました。